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映画・映像 業界用語辞典 「カチンコ(ボールド)」

カチンコ(ボールド)

制作用語。映画などの撮影時に監督の掛け声に合わせて助監督がカメラの前で「カッチン」と鳴らす道具。小さな黒板の上に拍子木を付けたような形状で、黒板には撮影されるショットのシーン番号・カット番号・テーク数などが書かれる。別名「ボールド」とも呼ばれている。撮影現場の緊張感を盛り上げる道具のように思われているが本来のカチンコの目的は、編集時に映像と音声のシンクロを取るために必要不可欠なもの。フィルム撮影はビデオ収録と異なり画像はカメラ、音声は専用の録音機でそれぞれ別の媒体に記録されるので編集時に画を見て拍子木の合わさった瞬間と音声のカッチン音を合わせて映・音のシンクロをとるための目印として使用する。

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