TMS 東京映画映像学校

映画・映像 業界用語辞典 「3CCD」

3CCD

3CCDとは光を電気信号に変換するCCDの機構のひとつで、光の3原色である赤(R)・緑(G)・青(B)それぞれの色情報を得るための専用のCCDを3つ用意して撮像する方式のこと。もともとCCDは光の強弱を検知するセンサーであり、色を識別することはできない。そのため、通常は1個のCCDの中の個々のCCD素子にあらかじめ単色のフィルターがかけられ、隣り合う素子どうしがそれぞれ別の色を感知したものを総合して色信号を構成している。その際フィルターは光の3原色やその補色が用いられる。入射光をプリズムで3原色に分解し、それぞれの光を別個のCCDで検知する。そのため、同じ面積を撮像るためにはCCD素子が3倍必要となるが、より忠実に色を再現する高品質な画像が得られる。主に業務用や放送用カメラに用いられている。

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