映画・映像 業界用語辞典 「絞り」
絞り
シャッタースピードと相関して撮影する画像の「露出値」を決定するもの。デジタルビデオカメラの場合、シャッタースピードはCCDなどの撮像素子が電気的に設定しているのに対してこの絞りは、レンズの中に組み込まれた円形状の「穴」の大小によって物理的に撮像素子に到達する光の量を調整するもので、言わば人間の瞳に似ている。この絞りは「F」という単位で表示され数値が小さいほど多くの光が撮像素子に到着する(例:F1.8F5.6など)。一方、実際の撮影においてシャッタースピードと同様に設定値によって撮影される映像に違いが出る。同じ、焦点距離のレンズを使った場合、絞りが開いている方(F値が小さい)が被写体のピントが合う範囲「被写界深度」が浅く、絞りが閉まるほど(F値が大きい)被写界深度が深くなる。> 索引に戻る