YouTuberを目指してはいけないいくつかの理由
YouTuber全盛の時代
みなさんYouTubeは好きですか?
僕は大好きです!
スキマ時間にはアプリを起動して、
トータル毎日2時間くらいは見てるんじゃないかなと思います。
料理動画や壊れたものを修理したり、ノウハウ系の動画を見ることが多いですね〜。
ところでYouTuberと呼ばれる人たちがいますよね。
人気の方々はとんでもない広告収入を稼いだり
企業とコラボした案件をこなしたり
もうほとんど芸能人です。
小中学生のなりたい職業の上位にも食い込んでいます。
まさに今ドキの花形職業ですよね。
始めるには低いハードル
ですが、なるのは難しくありません。
動画編集をちょっとスクールで勉強して、撮影機材もスマホで十分です。
あとはYouTubeのアカウントを開設すればすぐにでも始められます!
もう今日からでもOKです。
オーディションを受ける必要もないし、
歌がうまいとか一芸に秀でている必要もない。
なんなら顔出しする必要もありません。免許もいりません。
どこかへ出かける必要もなく、自宅からupできます。
じゃあみんなYouTuberになっちゃえばいいじゃん!でもそうカンタンにはいかないんですよ〜(´ε` )
収益化は遠い道のり
YouTubeでは広告が流れます。
そこから広告収入の一部を動画投稿者に還元しているわけですが
まずチャンネル登録者数1000名、総再生時間年間4000時間が条件となっています。
これがなかなか難しい。ウソだと思うならぜひやってみてください。
達成できたなら、…すごいですね…やるじゃん…。
チャンネル登録してもらうためには「今後もこの人の動画を定期的に見たい!」と思ってもらわなければなりません。
つまりファンを作らねばならないわけです。
面白い動画がまぐれで作れてもダメで、継続していくことが大切なのです。
継続することが生活を圧迫する
継続ってどれくらいすればいいんでしょうか。
ファンをガッチリ作っている方はほぼ毎日投稿しています。
5分の動画でも毎日作ろうと思うと相当な労力です。
撮影編集の純粋な作業時間だけでも1時間くらいはかかるんじゃないでしょうか。
企画やアイデアを出すのも含めるとちょっとした仕事バリに忙しくなります。
また再生あたりの収益は1回あたり0.05〜0.1円くらいと言われています。
1000再生で100円です。
再生数がなかなか伸びないと「バイトしてたほうが良かったんじゃ…」
と思うことでしょう。
YouTuberの平均月収は「5,000円~1万円未満」が最多(ファストマーケティング)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000058070.html
危ないことやリスクのあること
なので再生数が欲しい駆け出しYouTuberはてっとり早く稼ぐために危ないことに手を出しがちです。
迷惑行為や犯罪行為はもちろんアウトですが、
画面露出を増やした結果、家や学校を突き止められてストーカーされたり
決して消えない汚点をネット上に晒し続けることになったりと、
想定外のリスクを抱えてしまうこともあります。
自分だけでなく家族にも迷惑をかけることになるかも。
クワバラクワバラ…
人気YouTuber襲う「粘着ストーカー」の迷惑実態(東洋経済オンライン)
https://toyokeizai.net/articles/-/391343
スキルや実績が貯まらない
またYouTube経験者が特に陥りがちな落とし穴が、
「自分には映像のスキルがある」と思いこんでしまうことです。
確かに全くの未経験よりYouTubeで動画を作ったことがある人の方が、
映像業界へ就職しやすいような気がします。
しかし!プロの要求するレベルには程遠いと思ってください。
〜YouTube関係から採用した人材についての評価〜
- 「業界にいれば当然知っているはずのことを全く知らない」
- 「仕事の流れを把握していないからスピード感がない、要するに遅い」
- 「技術レベルが初歩で止まっていて進歩がない」
- 「インプットがYouTube基準なので引き出しも少なく発想力が乏しい」
などなど、なかなか厳しい意見を聞くことが多いです。
もちろんYouTube動画を作っている人の中には、仕事としてそれを作っているプロの人も大勢います。
その人達はYouTubeが無くても十分仕事がある「映像のプロフェッショナル」です。
プロがYouTubeへ転向はできます。YouTuberから映像のプロへ、は1%もいないでしょう。
YouTubeは仕事の一部として取り組む!
というわけで、楽で儲かりそうというだけでYouTubeにメインの収入を頼る道を選ぶのはかなり危険と言えるでしょう。
YouTubeと一蓮托生!一攫千金!ハズして棒に振ったって構わねぇ!
という江戸っ子のような方以外は
- 他に仕事をしながら、可能な範囲で取り組むような副業にする。
- メインの仕事上で使うPRツールとして、動画制作に取り組む。
- あくまで趣味として楽しむ!
くらいに、適切な距離を保って取り組むことをオススメします。
作っている本人が楽しんでいる動画がイチバン面白いですもんね!
本当に映像制作で食べていきたいと思うのなら、
YouTubeだけでなく、映画やCM、PVやTV番組の制作スタッフとして働ける
”職業としてつぶしがきく”レベルを目指したほうがよいと思います〜(´ε` )
ではまた。