映画・映像 業界用語辞典 「アイリス」
アイリス
カメラのレンズについた「絞り」。フィルムや撮像面に入る光の量を調整する装置で眼の虹彩「ひとみ」に構造が似ているところから名前が付けられている。「F」とも言われ、数値が大きいほど絞りが小さくなり入光量が少なくなる。また、ピントが合致する範囲「被写界深度」はアイリスが開いているほど浅く、閉まるほど深くなる。画面全体にピントを合わせる「パンフォーカス」を行うためには出来るだけアイリスを絞る必要があるが環境光が全体的に明るくなければ露出不足となる。□使い方:カメラマンとビデオエンジニア(VE)の会話。
VE「すみません、今Fはいくつですが?」
カメラマン「5.6だね」
VE「チョッとアンダー気味なんで、少し開けていただけますか。」等
> 索引に戻る