TMS 東京映画映像学校

業界用語辞典 「イマジナリィ・ライン」

イマジナリィ・ライン

日本語では「想定線」と呼ばれ、「撮影を行う時にはイマジナリーラインを超えるな!」という鉄則がある。例えば、向かい合って会話を行う二人をカメラで撮影するとする。カメラから見て(つまり、視聴者から見て)仮に向かって左側の人物をA、右側の人をBとする。イマジナリーラインとは、この二人を結ぶ直線の仮想のラインを指す。二人が収まるショットを見ているとAさんは、Bさんに、BさんはAさんを向かって会話をしているが、もし撮影しているカメラがイマジナリーラインを超えて反対側から二人を撮影すると、画面を見ている視聴者は突然左側にBさん、右側にAさんが瞬間移動したような錯覚を与えてしまう。この現象は一台のカメラでロングショット、人物のアップショットを交互に撮影する「切り替えし」や複数のカメラで撮影する「マルチカメラ」でも同様に発生する。また、人物に限らず商品撮りなどでも視聴者が被写体の位置関係の混乱を起こすので撮影時は常にイマジナリーラインを超えない注意が必要。なお、意図的にイマジナリーラインを超えてカメラが真反対に入る「ドンデン」という手法もある。

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